たけた日和ときどき旅|大分・竹田の魅力を発信する応援ブログ

竹田を旅して、竹田を想う。大分県竹田市の人・まち・自然をつなぐ“日和”をお届けします

夜の闇に浮かぶ「青い海」。くじゅう花公園「ナイトフラワーパークSpring」で過ごす幻想的なひととき【2026年】

18時、特別なゲートが開く。くじゅう高原の「もう一つの顔」

日中の賑やかさが嘘のように、あたりに静寂が訪れる夕暮れ時。
「くじゅう花公園」では、通常の閉園時間を経て、18時からもう一つの物語が幕を開けます。それが、期間限定で開催される「ナイトフラワーパークSpring」です。

一日の終わりを告げる太陽が、くじゅう連山の険しいシルエットを黄金色に染め上げ、ゆっくりと深い藍色の空へと溶け込んでいくマジックアワー。この時間、園内の空気は一層澄み渡り、昼間とは明らかに違う「夜の呼吸」が始まります。

標高850メートルの高原に、ポツリ、ポツリと灯り始める明かり。
それは、私たちがよく知る「花々が主役の公園」から、光と影が織りなす「幻想的な迷宮」へと姿を変える合図です。

一度ゲートをくぐれば、そこにあるのは街明かりの届かない、本物の闇と静寂。
けれど、その闇の先には、昼間の太陽の下では決して見ることのできない、息を呑むような「青い世界」が待ち受けています。

5月の限られた夜にだけ許された、贅沢な時間の使い方。
一歩足を踏み入れるたびに、日常の喧騒が遠のいていくような、特別な夜の散策へと出かけましょう。

視界を埋め尽くす「ネモフィラの海」に溺れる

夜の帳が下りた園内で、ふっと視界が開ける瞬間。そこには、昼間の爽やかなパステルブルーとは全く異なる、神秘的な「青の世界」が広がっています。

丘一面を埋め尽くすネモフィラたちが、柔らかな光に照らされ、闇の底から浮かび上がる姿。それはまるで、静かな夜の海が足元にまで押し寄せてきたかのような錯覚を覚えるほどです。

カラーコーディネートの視点で見ても、この「夜の青」は特別です。
深いネイビーの夜空と、ライトアップによって発光しているかのように輝くネモフィラのシアンブルー。この同系色の濃淡(トーン)が重なり合うことで、景色に圧倒的な奥行きが生まれます。

風が吹けば、数万輪の花々がさざ波のように揺れ、光の粒子が躍る。
その光景を眺めていると、自分が高原にいるのか、それとも深い海の底にいるのか分からなくなるような、不思議な感覚に包まれます。

この「ネモフィラの海」は、ただ眺めるだけではなく、ぜひレンズ越しにも切り取ってみてください。
三脚を立ててじっくりと時間をかけて露出すれば、肉眼で見るよりもさらに鮮やかな「青のグラデーション」が写真の中に現れます。自分だけの特別な一枚を仕立てる時間は、何にも代えがたい旅の記録になるはずです。

日常の色彩を一度リセットして、ただこの深い青に身を委ねる。
そんな「色の癒やし」を、ここ久住高原の夜は見せてくれます。

日本屈指の星空とともに。見上げる贅沢と見下ろす絶景

足元に広がる「青い海」に目を奪われていると、ふとした瞬間に気づくはずです。頭上に広がる空もまた、圧倒的な密度で輝いていることに。

大分県竹田市、特にこの久住高原周辺は、九州でも有数の「星が綺麗に見える場所」として知られています。街明かりから遠く離れ、標高850メートルの澄んだ空気に包まれたこの地では、星の一つひとつが驚くほど大きく、鋭く瞬きます。

見下ろせば、ライトアップされた幻想的な「ネモフィラの青」。
見上げれば、吸い込まれそうな漆黒の宇宙に散りばめられた「星々の白」。

この二つの光が上下で重なり合う光景は、まさに天然のプラネタリウムのようです。天の川がうっすらと白く帯を引く夜には、まるで銀河の中に立っているかのような、言葉を失うほどの没入感を味わえるでしょう。

カラーコーディネートの観点から見ても、深い「夜の紺」と、星々の「冷たく冴えた白」、そしてネモフィラの「発光するような青」の組み合わせは、この上なく高潔で静謐なハーモニーを奏でます。

都会の夜空では決して出合えない、光の共演。
静寂の中でただ星と花を眺める時間は、忙しない日常を生きる私たちにとって、何よりの贅沢な休息となります。

旅を最高にするための「夜の準備」とアドバイス

幻想的な夜の世界を心ゆくまで堪能するために、いくつか心に留めておきたいポイントがあります。特に久住高原の「夜の表情」は、私たちが暮らす街中とは少し異なります。

5月の高原は、まだ「冬の余韻」が残ります

最も大切なアドバイスは、**「防寒対策」**です。
標高850メートルの久住高原。日中が汗ばむような陽気であっても、日が落ちると一気に気温が下がります。5月の夜は、地上でいえば「冬の入り口」のような肌寒さを感じることも珍しくありません。

  • 服装の目安: 厚手のカーディガンやパーカー、風を通さないウィンドブレーカーなど、一枚多めに羽織るものを持参しましょう。
  • 足元: 夜の園内は足元が暗い場所もあります。履き慣れた、歩きやすい靴でお越しください。

ナイトフラワーパーク 入園情報

「スプリングフラワーフェスタ(昼間)」とは入園システムが異なりますので、ご注意ください。

  • 開催日:2026年5月2日(土)~6日(水)、9日(土)、23日(土)、30日(土)
  • 開場時間: 18:00(17:30に一旦閉園し、入れ替え制となります)
  • 閉園時間: 21:00(最終入園 20:30)
  • 夜間入園料: 大人 1,000円 / 小人 400円
    年間パスポート所有者は、通常料金の半額で入園できます。

夜の静寂を守りながら、ゆっくりと時間をかけて「青の世界」を歩く。
そのための準備を整えることで、景色はより一層、美しく心に響くはずです。

宿泊のススメ:標高850mの余韻。高原の宿で「星と湯」に抱かれる

ナイトフラワーパークを閉園の21時まで心ゆくまで楽しんだ後、そのまま高原の澄んだ空気感を壊さずに過ごせるのが、久住高原エリアに点在する宿泊施設の魅力です。

例えば、花公園からほど近いレゾネイトクラブくじゅうのようなリゾート感溢れる宿。ここでは、夜のネモフィラの余韻に浸りながら、くじゅう連山の懐に抱かれるような露天風呂で、天然のプラネタリウム(星空)を見上げることができます。

  • 移動のストレスがない贅沢: 車で数分〜10分圏内に、上質な温泉宿やコテージが点在しています。
  • 高原の静寂を独り占め: 街明かりが届かないこのエリアだからこそ、宿に帰ってからも、窓の外には満天の星が広がります。
  • 朝一番の風景も: 宿泊すれば、翌朝、朝靄に包まれる幻想的な久住高原を一番乗りで散策することも可能です。

夜のイベントを最大限に楽しむなら、この「近さ」こそが、旅の質を一段引き上げる鍵となります。冷えた体を温泉で温め、地元の滋味溢れる料理に舌鼓を打つ――。そんな一晩が、心のリフレッシュをより確かなものにしてくれます。

おわりに:大切な人と語らいたい、竹田の夜の物語

昼間の花々が放つエネルギーとは違う、静かで、深く、心に染み渡るような「ナイトフラワーパーク」のひととき。

闇の中に浮かび上がる青いネモフィラの海と、それを見守るように瞬く無数の星々。その光景は、ただの「観光」を超えて、自分自身の心と向き合うような、穏やかな時間をもたらしてくれます。

「竹田に来て、本当によかった」

帰り道の車中で、あるいは宿の暖かな布団の中で、そんな言葉が自然とこぼれる。そんな静かな夜の旅の締めくくりを、ぜひここ久住高原で見つけてください。

一度この夜を知ってしまったら、きっとあなたは、また次の「青い季節」が来るのを、心待ちにしてしまうはずです。

 
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【2026年版】くじゅう高原が七色に染まる。くじゅう花公園「スプリングフラワーフェスタ」の見どころ徹底紹介

標高850m、空に近い「花の村」へようこそ

下界では汗ばむような陽気が増え、春の盛りを過ぎようとする頃。大分県竹田市の「久住高原」には、少し遅れて、けれどどこよりも鮮やかな「天空の春」がやってきます。

阿蘇くじゅう国立公園内に位置する「くじゅう花公園」は、標高約850メートル。見上げる空が驚くほど近く、遮るもののない360度のパノラマが広がる、まさに「空に近い花の村」です。凛とした高原の風が吹き抜ける園内では、雄大な阿蘇五岳や、くじゅう連山を背景に、四季折々の花々がダイナミックな風景を描き出します。

そんな花公園が一年で最も華やぐ季節が、今年も幕を開けます。

2026年4月18日(土)から6月7日(日)まで開催される「天空の春彩 スプリングフラワーフェスタ」。

チューリップから始まり、ネモフィラ、バラへと移ろう「色彩のリレー」は、まるで大自然が描く一幅の絵画のよう。今回は、この春だけの特別な景色と、心洗われるひとときを過ごすための見どころをたっぷりとお届けします。

日常の喧騒をふっと忘れさせてくれる、竹田・久住ならではの「五感で楽しむ花の旅」へ、ご案内しましょう。

四季のタクトが振るう、四つの「色彩のリレー」

くじゅう花公園の春は、ひとつの花が咲いて終わりではありません。約2ヶ月にわたり、まるでタクト(指揮棒)に導かれるように、主役となる花が次々と入れ替わっていく「色彩のリレー」が繰り広げられます。

【4月中旬〜下旬】春の号砲、チューリップの競演

期間:4月18日(土)~4月26日(日)

フェスタの幕開けを飾るのは、春の代名詞・チューリップです。
厳しい冬を越え、久住の力強い土から芽吹いた花々は、赤、黄、ピンクと驚くほど鮮やか。背後にそびえる、まだ少し冬の名残を感じさせるくじゅう連山の山肌と、この原色のコントラストは、この時期だけの特別な美しさです。
短い開花期間だからこそ、その一瞬の輝きは、訪れる人の心に深く刻まれます。

【4月下旬〜5月下旬】空と大地が溶け合う、ネモフィラの青

期間:4月25日(土)~5月31日(日)

ゴールデンウィークを挟んで見頃を迎えるのが、SNSでも話題のネモフィラです。
標高850メートルの久住高原では、見上げる「空の青」と、足元に広がる「花の青」が境界線なく溶け合います。
カラーコーディネートの視点で見ても、これほどまでに澄んだブルーのグラデーションに包まれる体験は稀。風に揺れる可憐な花びらが、まるで高原にさざ波を立てているような、幻想的な「青の絨毯」をぜひ体感してください。

【5月上旬〜6月上旬】太陽の申し子、リビングストンデージー

期間:5月2日(土)~6月7日(日)

初夏の太陽が眩しくなり始める頃、園内を宝石箱のように彩るのがリビングストンデージーです。
この花の特徴は、太陽の光に反応して花開くこと。光を浴びてキラキラと輝く姿は、まさに「太陽の申し子」です。
ピンク、オレンジ、白といった多色使いの配色が、久住の瑞々しい新緑に映え、眺めているだけで心まで明るく前向きなエネルギーで満たしてくれます。

【5月下旬〜6月上旬】高原を駆ける、ローズガーデンの香り

期間:5月23日(土)~6月7日(日)

リレーのアンカーを飾るのは、花の女王・バラです。
平地よりも冷涼な気候の久住高原では、バラの色がより深く、鮮明に出ると言われています。
ローズガーデンに一歩足を踏み入れれば、高原を吹き抜ける風に乗って、甘く高貴な香りが鼻をくすぐります。色彩の気品だけでなく、五感すべてが癒やされる、贅沢なフェスタのフィナーレを堪能しましょう。

竹田の「おいしい」と「お気に入り」を持ち帰る

広大な園内を歩き、色彩のシャワーを浴びた後は、竹田ならではの恵みでお腹と心を満たしましょう。

くじゅう花公園内には、地元の食材を活かしたレストランやカフェが点在しています。高原の清々しい空気の中でいただくテイクアウトランチや、久住高原の豊かなミルクを使ったソフトクリームは格別の味。花を眺めながら過ごすティータイムは、日常の忙しさを忘れさせてくれる最高のご馳走です。

また、併設されたショップでは、竹田市が誇る特産品も。
寒暖差の激しい気候が育んだ瑞々しい野菜や、清らかな水から生まれる加工品など、「竹田の旬」をぜひ旅の思い出と一緒に持ち帰ってください。

くじゅう花公園 基本情報

項目 内容
開園時間 8:30〜17:30(最終受付 17:00)
入園料金

大人(高校生以上)1,300円 / こども(5歳以上)500円


※開花状況等により変動する場合があります。

休園日 シーズン中(3月〜11月)は無休 ※冬期休園あり(12月〜2月)
所在地 〒878-0201 大分県竹田市久住町大字久住4050
アクセス

JR豊後竹田駅から車で約30分

大分自動車道 九重ICより車で約50分

駐車場 あり(約300台・無料)

 

※ペットの入園も可能ですが、必ずリードを着用してください。
※標高が高いため、平地より気温が2〜3度低くなることがあります。特に春先や夕方は羽織るものがあると安心です。

旅の続きは「ふるさと納税」と「久住の宿」で

「この景色を、また来年も見たい」
「もっとゆっくり、この空気を吸い込んでいたい」

そんな想いが芽生えたら、それはあなたが「竹田ファン」になった証かもしれません。その想いを形にし、次回の旅をより豊かにするヒントをご紹介します。

竹田市への「ふるさと納税」で応援

竹田市では、ふるさと納税の返礼品として、くじゅう花公園の入園券や、市内の宿泊施設で利用できる宿泊補助券をご用意しています。
寄附を通じて竹田の自然を守るお手伝いをしながら、次回の旅のチケットを手に入れる。そんな循環が、あなたと竹田の絆をより深くしてくれるはずです。

 

taketabiyori.hatenablog.jp

 

久住高原に泊まり、時間を忘れる贅沢

フェスタを満喫するなら、ぜひ近隣の宿泊施設への滞在を検討してみてください。
夕暮れ時に山々が茜色に染まる瞬間や、朝靄に包まれる幻想的な花畑。これらは宿泊してこそ出合える、特別な「竹田日和」です。

特に5月の特定日に開催される「ナイトフラワーパーク」を楽しむなら、夜道を気にせずゆっくり過ごせる近隣の宿予約がおすすめ。久住高原の温泉に浸かり、地元の滋味溢れる料理に舌鼓を打つ――。そんな一泊二日の旅が、心のリフレッシュをより確かなものにしてくれます。

結び:何度でも帰りたくなる、竹田の風景がある

くじゅう連山に見守られ、季節ごとに表情を変える「くじゅう花公園」。
今回ご紹介した4つの花のリレーは、どれも一期一会の美しさです。一度訪れれば、きっと「次はあの花が咲く頃に」と、カレンダーをめくるのが楽しみになることでしょう。

風が運び去る花の香りと、どこまでも高い空。
あなただけの特別な「春彩(しゅんさい)」を探しに、ぜひ竹田・久住高原へお越しください。

 
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【2026年春季公演】天空の舞台「TAOの丘」で心昂る休日を。新緑の久住高原と世界が熱狂する鼓動

2026年春、阿蘇くじゅうの空に響く。TAOの丘「Beyond THE BEST」が開幕

冬の静寂が解け、柔らかな日差しが阿蘇くじゅう国立公園を包み込む季節がやってきました。
大分県竹田市久住町、標高1,036mに位置する「天空の舞台」がいよいよ目覚めます。

今シーズンのテーマは、世界中を熱狂の渦に巻き込んできたDRUM TAOの集大成ともいえる「Beyond THE BEST」です。

究極のベストを「超える」体験を、この丘で

「Beyond THE BEST」――その名の通り、これまでのベストパフォーマンスをさらに進化させた演目が、この春のメインステージを飾ります。

屋内ホールの完璧にコントロールされた音響も素晴らしいですが、ここ「TAOの丘」で味わう響きは格別です。
遮るもののない大パノラマを背に、風の音や鳥のさえずりと共鳴しながら響き渡る和太鼓の音。コシノジュンコ氏が手掛ける意匠を凝らした衣装が、春の光を浴びて躍動する姿は、まさにここでしか見られない芸術です。

「これまでのTAOを知っている」という方にこそ、この「進化(Beyond)」を肌で感じていただきたいと思います。

雨の日さえも、特別な「プレミアム・ライブ」に

野外劇場ゆえにお天気が心配な方も多いかと思いますが、2026年シーズンのTAOの丘は、雨天時の対応もアップデートされています。

もし雨が降った場合は、屋内施設「TAO HOUSE」でのライブに切り替わりますが、今シーズンからは【14:00〜 / 15:00〜】の1日2回公演へと体制が強化されました。

定員わずか50名の濃密な空間。

メンバーの息遣いや飛び散る汗、バチが空を切る音までがダイレクトに伝わる距離感は、晴天時の野外公演にも勝るとも劣らない、極上のプレミアム体験になるはずです。

【2026年3月〜6月】TAOの丘 公演スケジュール・詳細一覧

項目 内容・詳細
春季公演期間 2026年3月27日(金) 〜 6月28日(日)
ライブ開演 14:00〜 (公演時間:約45分)
開園時間 12:30(TAO HOUSE・カフェ・ショップ利用可)
休園日 毎週火曜日・水曜日(※祝日の場合は振替あり)
雨天時対応

TAO HOUSE(屋内)にて2回公演

①14:00〜 / ②15:00〜(各回定員50名)

チケット料金 大人 4,500円 / 小人 2,500円

「TAOの丘」へのアクセス

  • 住所:大分県竹田市久住町大字白丹7571-2
  • アクセス:
    竹田市街地(豊後竹田駅)から: 国道442号を経由して約30分
    熊本空港から:やまなみハイウェイを経由して約1時間15分
    大分市内から: 約1時間30分

公共交通機関の場合、最寄り駅はJR豊後竹田駅となりますが、駅からはタクシーの利用が便利です。ライブの時間に合わせた路線バスの運行は限られているため、事前にタクシーを予約することがおすすめです。

竹田の春を五感で楽しむ「プラスアルファ」の旅

「TAOの丘」で魂を揺さぶられた後は、そのまま竹田の春に身を委ねてみませんか?
ライブが終わる15時前後は、竹田の美しさがより一層深まる時間帯です。

【視覚・触覚】久住高原の「緑の呼吸」を肌で感じる

TAOの丘から車を少し走らせれば、そこは阿蘇くじゅう国立公園の核心部。
3月から4月にかけて、久住高原では「野焼き」を終えた黒い大地から、瑞々しい新芽が一斉に吹き出します。
展望所に立ち寄って、どこまでも続く「阿蘇五岳」の寝姿を眺めながら、標高1,000mの清らかな風を胸いっぱいに吸い込んでみてください。

【味覚・嗅覚】「竹田の恵み」を味わい尽くす

竹田市は「名水の里」としても知られています。
その清らかな水で育った高原野菜や、豊後牛のグリルは絶品。TAOのライブで高揚した心をお腹から満たしてくれます。
また、春の訪れを告げる「サフラン」や「セリ」など、この土地ならではの香り高い食材に出会えるのも、今の時期だけの贅沢です。

【聴覚】静寂のなかで、ライブの余韻に浸る夜

日帰りではもったいない一番の理由は、ライブ後の「静寂」にあります。
久住高原のコテージや、城下町の風情ある宿に身を置き、昼間の力強い太鼓の音を思い返しながら過ごす夜。
夜空を見上げれば、そこには降るような星空が広がっています。太鼓の響きと星の瞬きがリンクするような、そんな特別な夜をぜひ体験してください。

【TAOの丘 観劇後におすすめ】竹田市・久住高原の宿リスト

ライブが終わる15時。そのまま帰るのはもったいない、竹田の「静寂」と「美食」を味わうための厳選宿をご紹介します。

 

絶景と温泉に癒やされる「久住高原エリア」

TAOの丘から車ですぐ。阿蘇五岳を望む開放感あふれるエリアです。

レゾネイトクラブくじゅう

阿蘇くじゅう国立公園内に位置する大人のリゾート。全室離れのような造りで、夜は降るような星空を独り占めできます。TAOのライブで高揚した心を、源泉かけ流しの「美肌の湯」でゆったり解きほぐすことができます。

レゾネイトクラブくじゅうの宿泊予約

久住高原コテージ

「日本一の開放感」とも言われる露天風呂が自慢。家族やグループでわいわい過ごすのにも最適です。開放的な景色の中で、久住ならではの食材を使ったバーベキューや会席を楽しめます。

久住高原コテージの宿泊予約

歴史と情緒に触れる「竹田城下町エリア」

TAOの丘から車で約25分。古民家を改装した宿など、落ち着いた滞在が叶います。

たけた駅前ホステルcue

豊後竹田駅から徒歩すぐ。スタイリッシュで温かみのある交流型ホステルです。一人旅やカジュアルな滞在にぴったりです。

 

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世界屈指の炭酸泉で心身を解きほぐす「長湯温泉エリア」

TAOの丘から車で約20〜25分。重炭酸泉の泡に包まれる贅沢な湯治体験を。

大丸旅館

創業100年を超える、長湯温泉を代表する老舗旅館。与謝野晶子など多くの文人に愛された風情あふれる佇まいが魅力です。芹川のせせらぎを聞きながら浸かる源泉かけ流しの湯。名物「ラムネ温泉館」も外湯として楽しめ、上質な和の安らぎを求める方に最適です。

大丸旅館の宿泊予約

宿房 翡翠之庄

広大な敷地に古民家が点在する、隠れ家のような宿。囲炉裏を囲む夕食や、静寂の中で楽しむ源泉かけ流しの湯は格別です。

宿房翡翠之庄の宿泊予約

2026年春、阿蘇くじゅうの空に響く。TAOの丘「Beyond THE BEST」が開幕

冬の静寂が解け、柔らかな日差しが阿蘇くじゅう国立公園を包み込む季節がやってきました。
大分県竹田市久住町、標高1,036mに位置する「天空の舞台」がいよいよ目覚めます。

今シーズンのテーマは、世界中を熱狂の渦に巻き込んできたDRUM TAOの集大成ともいえる「Beyond THE BEST」です。

 

 

春の竹田へ。3月28日開催「第14回 宮城の里しだれ桜祭り」で味わう里山の桜時間

竹田の春を彩る恒例イベント、第14回 宮城の里しだれ桜祭り が、2026年3月28日(土)に開催されます。会場ではステージイベントや販売ブースに加え、玉来ダム上流「魚釣戸滝」見学会も予定。さらに周辺には、里の風景に溶け込む美しいしだれ桜スポットも点在しています。今回は、お祭りの見どころとあわせて、立ち寄りたい桜スポットをご紹介します。

春の一日をのんびり楽しむ、第14回 宮城の里しだれ桜祭り

2026年3月28日(土)、竹田市炭竈の宮城分館および分館駐車場を会場に、「第14回 宮城の里しだれ桜祭り」が開催されます。時間は10:00~15:00、少雨決行。春の里山らしい穏やかな空気のなかで、桜と地域のにぎわいを一緒に楽しめるイベントです。

会場では、竹田産のいちごや、あじさい加工所の饅頭、宮城地区女性会のあたたかい食べ物など、地域色あふれる販売ブースが並ぶ予定です。お花見だけでなく、“竹田のおいしいもの”に出会えるのも、この祭りの楽しみのひとつです。

見どころは神楽と、自然を感じる見学会

ステージイベントでは、10:00から開会行事、10:30から城原神楽が予定されています。春の桜景色のなかで神楽が披露される時間は、この土地ならではの魅力を感じられるひとときになりそうです。 Source

さらに、玉来ダム上流にある魚釣戸滝の見学会も開催。出発は11:00と13:30の2回で、各回定員20名。ダムから滝までは約300メートルを徒歩で移動するため、軽く歩ける服装・靴で参加するのがおすすめです。バスは満席になり次第出発とのことなので、気になる方は早めの行動が安心です。

お祭りとあわせて巡りたい、宮城の里のしだれ桜スポット

宮城の里には、お祭り会場周辺から立ち寄りやすいしだれ桜スポットがあります。イベントとあわせて巡ることで、竹田の春をより深く楽しめます。

古庄家のしだれ桜

古庄家は、地域の発展に尽力した古庄敬一郎さんの旧宅。ここには樹齢300年・100年・80年程度の桜が3本あるとされ、歴史ある屋敷の雰囲気としだれ桜が重なる、趣ある景観が魅力です。場所は竹田市炭竈843付近、炭竈バス停近く。駐車場はないため、宮城分館の駐車場利用が案内されています。

住所:大分県竹田市炭竈843

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墓守のしだれ桜

通称「墓守桜」と呼ばれるこの桜は、樹齢約90年。墓の主を供養するために植えられたと伝えられています。個人宅の敷地や田畑を通る場所のため、見学時はマナーを守ることが大切です。駐車場はなく、**黄牛の滝駐車場の利用(徒歩約10分)**または宮城分館の駐車場利用が案内されています。

住所:大分県竹田市上坂田477

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順照寺のしだれ桜

お寺としだれ桜が織りなす風景を楽しめるのが、順照寺のしだれ桜。竹田市大字刈小野407にあり、駐車は数台ほど。寺院の静かな空気のなかで眺める桜は、祭り会場のにぎわいとはまた違った魅力があります。

住所:竹田市大字刈小野407

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里山の春を楽しむなら、マナーを守って気持ちよく

宮城の里のしだれ桜は、観光施設のなかだけでなく、地域の暮らしに近い場所にも点在しています。だからこそ、駐車場所や通行、見学時のマナーに気を配りながら楽しむことが、この景色を守ることにもつながります。お祭りのにぎわいと、里に根づく静かな桜風景。その両方を味わえるのが、宮城の里の春の魅力です。

イベント情報まとめ

  • 開催日:2026年3月28日(土)
  • 時間:10:00~15:00
  • 会場:宮城分館および分館駐車場(竹田市炭竈680-3)少雨決行
  • 問い合わせ:宮城の里しだれ桜祭り実行委員会(宮城分館)
    0974-66-2014 (受付時間:月・水・金 8:30~17:00)

春の竹田ドライブや週末のおでかけ先を探している方は、ぜひ宮城の里しだれ桜祭りへ。お祭りを楽しみながら、周辺のしだれ桜スポットもめぐって、竹田ならではの春景色を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

【2026年版】竹田市の新名所「しだれ桜の里」|2600本の桜に包まれる春の絶景へ

竹田市に誕生した新名所「しだれ桜の里」とは

大分県竹田市、日本屈指の炭酸泉で知られる長湯温泉のすぐそばに、春の訪れとともに桃源郷のような景色が広がる場所があります。それが「長湯温泉しだれ桜の里」です。

ここは単なる観光農園ではありません。一歩足を踏み入れれば、視界を埋め尽くす淡いピンク色のカーテンと、里山を包む柔らかな空気に、誰もが言葉を失うはずです。竹田の新しい春の象徴として、いま最も注目を集めているスポットの舞台裏を紐解いてみましょう。

15年かけて店主が一人で切り拓いた“手づくりの桜源郷”

この圧倒的な景色の始まりは、たった一人の情熱でした。

「長湯温泉を訪れる人々に、もっと喜んでもらえる場所を作りたい」
そんな想いを抱いた店主が、荒れていた山を切り拓き始めたのは今から約15年前のことです。重機を自ら操り、一本一本丁寧に苗木を植え、来る日も来る日も山と向き合う日々。気が遠くなるような年月を経て、かつての藪山は見事な「桜の里」へと生まれ変わりました。

私たちが目にする2600本もの桜は、いわば「竹田への愛」が形になったもの。木々の間を歩いていると、整いすぎた公園にはない、人の手がつくりだした温もりと力強さが伝わってきます。

くじゅう連山を背景に広がる3万坪の圧倒的スケール

しだれ桜の里のもう一つの主役は、背後にそびえる「くじゅう連山」の雄大な姿です。

東京ドーム約2個分に相当する3万坪もの広大な敷地は、高低差を活かして設計されており、どの角度から眺めても絵画のような美しさ。見上げれば、青く澄んだ空と残雪を抱く山々、そして降り注ぐようなしだれ桜が幾重にも重なり、独特のグラデーションを描き出します。

特に、丘の上から見下ろす景色は圧巻。谷を埋め尽くすピンクの雲海のような眺めは、まさに「現代の桃源郷」と呼ぶにふさわしいスケール感です。都会の喧騒を忘れ、竹田の自然が持つエネルギーを全身で感じてみてください。



見どころ|西日本最大級、色彩が重なる「桜のリレー」

「しだれ桜の里」を訪れて驚かされるのは、その色彩の奥深さです。単一の品種ではなく、色も形も異なる桜が共演することで、山全体がまるで一幅の絵画のようなグラデーションに染め上げられます。

大漁桜から八重紅枝垂まで、6種類が織りなすグラデーション

園内には、早咲きから遅咲きまで、個性豊かな6種類の桜が植えられています。

咲き始めを告げるのは、鯛の色に似ていることから名付けられた「大漁桜(たいりょうざかり)」。続いて、淡いピンクが可憐な「小松乙女(こまつおとめ)」、そして濃い紅色の花弁が美しい「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」へと、主役が次々に移り変わります。

この「桜のリレー」があるからこそ、一度きりではなく、時期をずらして何度も訪れたくなる。訪れるたびに違う表情に出会えるのが、竹田の春の新しい楽しみ方です。

視界を埋め尽くす300本のしだれ桜は圧巻

数ある桜の中でも、この里の象徴となっているのが約300本の「しだれ桜」です。

大きく枝を広げ、地面に届かんばかりに花を咲かせるしだれ桜の下を歩くと、まるで桜のシャワーを浴びているような幻想的な感覚に包まれます。風が吹くたびに、しなやかな枝が揺れ、淡い花びらが舞い落ちる光景は、時間を忘れて立ち尽くしてしまうほどの美しさ。

これほどまでの密度と数でしだれ桜を堪能できる場所は、西日本でもそう多くありません。空を覆いつくすピンクの天蓋(てんがい)を見上げながら、贅沢なひとときをお過ごしください。

菜の花の黄色と桜色のコントラストを楽しむ里山歩き

「しだれ桜の里」の美しさをさらに引き立てているのが、足元を彩る草花たちです。

桜のピンク色と鮮やかな対比を見せるのは、一面に広がる「菜の花」の黄色。さらに、可憐なスイセンの花も顔を出し、春の色彩が何重にも重なり合います。

舗装されすぎていない里山の小道を、土の感触を感じながら歩く。耳を澄ませば鳥の声が聞こえ、五感すべてで春の訪れを感じることができます。カメラを向ければ、どこを切り取っても「竹田の春」を象徴する一枚が撮れるはず。ぜひ、お気に入りの景色を探しながら、ゆっくりと散策を楽しんでみてください。

2026年の見頃・開花時期|いつ行くのがベスト?

「せっかく竹田まで行くのなら、一番いい時期に訪れたい」と思うのは当然のこと。しかし、しだれ桜の里の魅力は「一番いい時期」が一度だけではないところにあります。2026年の最新情報とともに、ベストタイミングの見極め方をご紹介します。

例年の見頃(3月中旬〜4月上旬)と最新の開園情報

例年、しだれ桜の里が最も華やぐのは3月中旬から4月上旬にかけてです。

2026年の桜は平年並みの開花が予想されています。また、3月28日(土)には「夜桜神楽」などのイベントも予定されており(雨天順延あり)、この時期はまさに里山が一年で最も活気づくタイミングとなります。

お出かけ前には、公式サイトやSNSでその日の開花状況をチェックすることをおすすめしますが、「いつ行っても何かの桜が迎えてくれる」という安心感もこの場所の良さです。

品種ごとに楽しめる“リレー咲き”が魅力

しだれ桜の里が多くのリピーターに愛される理由は、約1ヶ月にわたって続く「桜のリレー」にあります。

  • 3月中旬〜: まずは「大漁桜(たいりょうざかり)」が先陣を切ります。濃いめのピンク色が青空に映え、春の訪れを力強く告げてくれます。
  • 3月下旬〜: 続いて、可憐な「小松乙女(こまつおとめ)」や「陽光桜(ようこうざかり)」が開花。里山全体が淡い桜色に包まれます。
  • 4月上旬〜: そして真打ちとして登場するのが、約300本の「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」です。滝のように降り注ぐしだれ桜のトンネルは、この時期だけの特別な景色です。

「先週はあの桜が綺麗だったけれど、今週はこの桜が満開だね」
そんな風に、訪れるたびに異なる主役に出会える贅沢。一度の訪問で満足せず、二度、三度と足を運ぶことで、竹田の春の深まりをより一層感じることができるはずです。

「長湯温泉しだれ桜の里」基本情報

訪れる前にチェックしておきたい基本情報をまとめました。2026年シーズンは、週末の夜間営業も予定されており、夜桜を楽しむチャンスもあります。

  • 開園期間:2026年3月中旬ごろ〜(桜の状況により変動)
  • 入園料:大人(12歳以上):500円/ 小人(6歳〜11歳):300円
    ※6歳未満:無料
    ※シーズン中何度でも入れる「シーズンパス」もあり(大人1,300円 / 子ども700円)
  • 開園時間:
    月〜木曜:8:00〜17:00
    金〜日曜:8:00〜21:00(夜間ライトアップ営業あり)
  • 駐車場:約500台(無料)

アクセス|渋滞回避とスムーズな移動のコツ

「長湯温泉しだれ桜の里」は、竹田市の中心部から少し離れた直入町に位置しています。広大な里山の景色を守るため、静かな場所にありますが、事前のルート確認がスムーズな旅の鍵となります。

竹田ICから約17分、ドライブコースとしての魅力

お車でお越しの際、最も便利なルートは中九州横断道路の**「竹田IC」**を利用する方法です。インターを降りてから、県道47号線などを経由して約17分ほどで到着します。

道中は、くじゅう連山の山並みを眺めながらの爽快なドライブコース。特に春先は沿道の緑も美しく、目的地に着く前から竹田の自然を満喫できます。また、大分市方面からは約60分、湯布院ICからも約30分と、県内の主要観光地からのアクセスも良好です。無料駐車場も約500台分完備されているため、安心してお出かけください。

【注意】公共交通機関よりも車・レンタカーを推奨する理由

遠方からお越しの方の中には電車やバスを検討される方もいらっしゃるかもしれませんが、快適に楽しむなら**「お車(マイカー・レンタカー)」**が圧倒的におすすめです。

その理由は、公共交通機関の利便性にあります。
最寄りの「JR豊後竹田駅」から路線バスを利用する場合、乗車時間は約40分。さらにバス停(長湯車庫など)から園内までは徒歩で15〜20分ほどかかります。また、バスの便数自体が限られているため、帰りの時間を常に気にしながらの散策となってしまいます。

さらに、しだれ桜の里がある直入エリアは、人気の「ラムネ温泉館」や「ガニ湯」といった長湯温泉のメインスポットから少し離れた高台にあります。「桜を見てから温泉へ」という移動も、車があればわずか数分。竹田の春を欲張りに楽しむなら、ぜひお車での移動を検討してみてください。

訪れる前にチェック!快適に楽しむための3つのポイント

「長湯温泉しだれ桜の里」を心ゆくまで楽しむためには、事前のちょっとした準備が欠かせません。現地に行ってから「しまった!」とならないための、3つのポイントをご紹介します。

園内は広大!歩き慣れた靴と温度調節できる服装で

まず、最も大切なのは**「歩き慣れた靴(スニーカーなど)」**で訪れることです。

3万坪という広大な敷地は、里山の自然な地形を活かして作られています。整備された遊歩道もありますが、坂道や未舗装のエリアも多いため、ヒールのある靴やサンダルでは足が疲れてしまい、奥にある絶景ポイントまで辿り着くのが難しくなります。

また、竹田市直入町は標高が高く、春先でも風が冷たく感じることがあります。散策して体が温まっても、急に雲が出ると冷え込むため、脱ぎ着しやすい上着を用意するなど、温度調節できる服装を心がけましょう。

お花見弁当の持ち込みや飲食ブースについて

美しい桜を眺めていると、やはり楽しみになるのが「花より団子」ですよね。

園内には、桜のシーズンに合わせて地元の美味しいものが集まる飲食ブースが出店されます。竹田名物のとり天や、温かい軽食などをその場で味わうのも楽しみの一つです。

また、お弁当の持ち込みも可能ですが、園内は**「火気厳禁」**。バーベキューなどはできませんのでご注意ください。ゴミは必ず持ち帰る、指定の場所で食べるなど、店主が15年かけて守り育ててきたこの美しい里山を汚さないよう、マナーを守って「静かなお花見」を楽しみましょう。

混雑を避けるなら「平日」または「午前中」が狙い目

2026年も、見頃の時期の週末はかなりの混雑が予想されます。特に11時から14時頃までは駐車場が混み合い、周辺道路が渋滞することもあります。

ゆったりと静かに桜を愛でたい方は、「平日の午前中」、できれば開園直後の8時台を目指して訪れるのがベストです。朝の澄んだ空気の中で、朝日を浴びて輝くしだれ桜は、息を呑むほどの神々しさがあります。

もし週末に訪れる場合は、少し時間をずらして夕方のライトアップ(金〜日曜限定)を狙うのも一つの手。日中の喧騒が落ち着き、幻想的な夜桜が迎えてくれます。

宿泊して堪能する「長湯温泉×夜桜」の贅沢

「しだれ桜の里」を訪れるなら、日帰りではもったいない理由があります。それは、この場所が日本屈指の炭酸泉・長湯温泉のすぐそばにあるから。桜と温泉、この二つが組み合わさることで、竹田の旅はより深く、忘れられないものになります。

日帰りではもったいない!夜間ライトアップと静寂のひととき

2026年シーズン、金・土・日曜に実施される夜間営業は、宿泊者だけがゆったりと堪能できる特権です。

日が落ちると、300本のしだれ桜がライトに照らされ、夜の闇に浮かび上がります。日中の明るく柔らかな表情とは一変し、どこか妖艶で幻想的な姿。風に揺れる枝の音だけが聞こえる静寂の中で眺める夜桜は、日帰りの慌ただしさの中では決して味わえない贅沢です。

「せっかく竹田まで来たのだから、時間を気にせずこの景色に浸りたい」
そんな願いを叶えてくれるのが、長湯温泉での宿泊です。ライトアップを楽しんだ後、冷えた体をすぐに温泉で温める……これ以上の幸せはありません。

世界屈指の炭酸泉「ラムネ温泉」や「ガニ湯」で癒やされる

しだれ桜の里から車でわずか数分。そこには「飲んで効き、長湯して利く」と称えられる長湯温泉が待っています。

特におすすめしたいのが、その独特な外観でも知られる「ラムネ温泉館」。体に銀色の泡が付着する高濃度の炭酸泉は、じっくり浸かることで芯から血行を促進し、散策で歩き疲れた足を優しく解きほぐしてくれます。

また、川沿いにポツンと佇む開放的な露天風呂「ガニ湯」も長湯のシンボル。川のせせらぎを聞きながら、開放感たっぷりの入浴を楽しむのも竹田らしい体験です。

長湯温泉には、個性豊かな湯宿が点在しています。
「桜を見て、温泉に浸かり、地元の滋味豊かな料理をいただく」
そんな日常を忘れた一泊二日の旅はいかがでしょうか。

 

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あわせて巡りたい竹田・久住の春スポット

「しだれ桜の里」を訪れたなら、ぜひそのまま足を延ばしてほしい場所が他にもあります。竹田市は「水の里」であり「花の里」でもあるからです。

竹田湧水群で名水を味わう

長湯温泉から車で約20〜30分ほど移動すると、環境省の「名水百選」にも選ばれている**「竹田湧水群」**が点在しています。

特におすすめなのが、絶え間なく清らかな水が湧き出す「河宇田(かわうだ)湧水」や、静かな杉林に囲まれた「泉水(せんすい)湧水」です。春の柔らかな日差しの中で、こんこんと湧き出る水を眺めるだけで心が洗われるような心地になります。

地元の人が水を汲みに来る光景も竹田ならでは。マイボトルを持って、その場で喉を潤してみてください。この清らかな水が、竹田の美味しいお米や野菜、そして極上の温泉を育んでいることを実感できるはずです。

くじゅう花公園や城下町散策への寄り道

さらに「花の旅」を満喫したい方は、久住高原にある**「くじゅう花公園」**へ。
しだれ桜の時期には、チューリップやビオラ、シバザクラなど、高原ならではの色彩豊かな花々が咲き誇ります。くじゅう連山をより間近に望む開放感は、里山の桜とはまた違った感動を与えてくれます。

また、歴史好きの方なら**「竹田城下町」**への立ち寄りも欠かせません。
かつての岡藩の面影を色濃く残す武家屋敷通りを歩いたり、作曲家・瀧廉太郎が愛した「荒城の月」の舞台・岡城跡を散策したり。城下町のカフェで、竹田の銘菓とともにひと休みする時間は、旅の締めくくりにぴったりです。

自然、水、歴史、そして人の温もり。
「しだれ桜の里」をきっかけに、一歩深く竹田の街に触れてみれば、きっとこの場所が「また帰りたくなる故郷」に変わっていくはずです。

まとめ|竹田の春を象徴する「新しい風景」を未来へ繋ぐ

たった一人の情熱から始まった「長湯温泉しだれ桜の里」は、今や竹田の春を彩るかけがえのない宝物となりました。15年の歳月をかけて育てられた2600本の桜は、訪れる私たちに自然の美しさだけでなく、一つの場所を慈しみ育てることの尊さを教えてくれます。

この圧倒的な桃源郷を五感で楽しみ、その後は長湯の湯に癒やされる。そんな贅沢な時間が、あなたにとって「また来年も竹田へ帰ってきたい」と思えるきっかけになれば幸いです。

一度きりの観光ではなく、何度も訪れ、共にこの新しい風景を未来へ繋いでいく。そんな温かな旅を、ぜひこの春、竹田で見つけてください。

【長湯温泉しだれ桜の里を訪ねるバスツアー】

西日本一のしだれ桜!大分・竹田の約2600本の桜が咲き誇る『長湯温泉しだれ桜の里』ご観賞と本場・佐賀関で味わう新鮮な「関あじ関さば御膳」

 

【第78回岡城桜まつり】2026年は大名行列50周年!400年の時を越え、断崖の城跡と城下町が「江戸」に染まる竹田の特別な春。

悪天候に予報に伴い、「第78回岡城桜まつり」は以下のように内容を変更して、実施予定とのことです。

  • 大名行列と甲冑武者行列は中止
  • 竹田市城下町交流プラザで開催予定だった「忍忍!手裏剣道場」「甲冑着付け体験」は 中止、キッチンカーイベントのみ竹田市城下町交流プラザ駐車場で開催
  • 「肥後熊本藩葦北鉄砲隊演武」および「騎馬武者早駆け」は天候の回復状況を見ながら岡城跡で実施(14時ごろ開始の見込み)

春、竹田の街が江戸時代にタイムスリップする日

400年の時を越えて。桜の季節に開かれる「岡城桜まつり」とは

大分県竹田市に春の訪れを告げる、最も華やかな一日。それが「岡城桜まつり」です。

毎年4月の上旬、山を覆うソメイヨシノが満開を迎える頃、静かな城下町は一変して江戸時代の熱気に包まれます。この祭りは、かつてこの地を治めた岡藩中川氏の入封を祝い、歴史を後世に伝えるために始まったもの。単なる観光イベントではなく、竹田の人々が自分たちのルーツを慈しみ、誇りを持って受け継いできた「郷土の記憶」そのものです。

難攻不落の天然要塞・岡城から情緒溢れる城下町へ

祭りの舞台は、二つの表情を持ちます。
一つは、標高325メートルの断崖絶壁にそびえる「岡城跡」。天守こそありませんが、空に突き出すような石垣と桜のコントラストは、見る者の言葉を奪うほどの迫力です。

そしてもう一つは、その麓に広がる「城下町」。
山の上で武の威信を感じた後は、坂を下りて歴史の香る町並みへ。祭りの進行とともに、物語の舞台が自然と移り変わっていくダイナミズムこそ、このまつりの醍醐味です。

圧倒的な石垣と、淡い桜が織りなす「岡城」の春

荒城の月が聴こえる。滝廉太郎が愛した断崖の桜景観

岡城の桜を語る上で欠かせないのが、音楽家・滝廉太郎の存在です。彼が幼少期に遊んだこの城跡の崩れゆく姿、そして春に咲き誇る花から着想を得て生まれたのが名曲『荒城の月』だと言われています。

幾重にも重なる重厚な石垣の「剛」と、風に舞う桜の花びらの「柔」。
その対比を見つめていると、どこからかメロディが聴こえてくるような錯覚に陥ります。特に、本丸へと続く登城道に咲く桜のトンネルは、まさに歴史の入り口。一歩足を踏み入れるたびに、日常が遠ざかっていくのを感じるはずです。

展望から見渡す、九重連山と阿蘇の山々に抱かれた春の竹田

岡城は、四方を深い谷に囲まれた「天然の要塞」です。
本丸跡から周囲を見渡せば、遠くに雪を頂いた九重連山や、阿蘇の涅槃像(ねはんぞう)が春霞の中に浮かび上がります。

眼下に広がるのは、淡いピンク色に染まった竹田の町。かつての城主も同じ景色を眺め、この美しくも厳しい自然に守られた領地に思いを馳せたのでしょうか。この場所で深呼吸をすると、竹田が「山城の聖地」と呼ばれる理由が、理屈ではなく肌で理解できます。

 

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圧巻の歴史絵巻「大名行列」が城下町を練り歩く

「下に、下に」の声が響く。参勤交代を再現した勇壮な行列

まつりのクライマックスを飾るのは、豪華絢爛な「大名行列」です。
「下に、下に(したにー、したにー)」という先箱(さきばこ)を振る男たちの独特な掛け声が響き渡ると、沿道の空気は一気に引き締まります。

これは、かつての参勤交代の様子を忠実に再現したもの。槍を高く放り投げ、空中で見事に受け止める「槍振り」の妙技には、見守る観客から大きな拍手と歓声が上がります。アスファルトの道を歩いているはずなのに、その足音は江戸時代の土を踏みしめる音のように聞こえてくるから不思議です。

甲冑を纏った武者と艶やかな姫。市民が繋ぐ歴史のタスキ

行列に参加しているのは、公募で集まった市民や地元の学生たちです。
重厚な甲冑(かっちゅう)を身に纏った勇猛な武者、色鮮やかな着物に身を包んだ艶やかな姫君、そして実直に主君に仕える家臣たち。

一人ひとりの表情には、竹田の歴史を背負う誇りが滲んでいます。この祭りが長く続いているのは、外から来る人を楽しませるだけでなく、竹田に住む人々自身がこの風景を愛し、次世代へとタスキを繋ごうとしているからに他なりません。

腹に響く轟音!中川氏の武勇を現代に伝える「鉄砲隊演武」

岡城桜まつりの静かな桜景観を、一瞬にして戦国・江戸の緊張感へと引き戻すのが「鉄砲隊演武」です。
岡藩初代藩主・中川秀成公をはじめとする中川家は、織田信長や豊臣秀吉の元で数々の軍功を挙げた「武」の家系。その質実剛健な家風は、この難攻不落の岡城の石垣にも、そして今に伝わる演武の気迫にも息づいています。

「放て!」の号令とともに、重厚な甲冑姿の鉄砲隊が火縄銃を一斉に構え、空を裂くような轟音と白い煙が立ち込めます。その衝撃は耳だけでなく、足元から全身に響き渡るほど。歴史の教科書では味わえない「音と衝撃のリアリティ」が、ここにはあります。

駆け抜ける疾走感。騎馬武者が現代に呼び覚ます戦国・江戸の記憶

さらに、祭りに躍動感を加えるのが「騎馬武者」の姿です。
石畳を叩く蹄の音、風を切る甲冑の擦れる音。人馬一体となって城下町を駆け抜けるその姿は、かつての武士たちが日常としていた風景そのものです。

桜の花びらが舞い散る中、颯爽と馬を操る武者たちの眼差しには、厳しい時代を生き抜いた強さと気高さが宿っています。カメラを向けるのも忘れて見入ってしまうような、時空が歪む瞬間がここにあります。

岡城桜まつり2026 基本情報

  • 開催日:2026年4月4日(土)
  • 会場:岡城跡・城下町一帯
  • 主な見どころ:大名行列・甲冑武者行列

祭りの余韻を楽しみながら、竹田の日常に触れる旅

城下町に息づく伝統。春の息吹を感じる商店街歩き

大名行列や演武を見終えた後は、ぜひそのまま城下町をゆっくりと歩いてみてください。
竹田の町は、江戸時代の区割りがそのまま残る「生きた歴史博物館」です。古民家を再生したカフェや、代々続く和菓子店からは、祭りの熱気とはまた違う、穏やかな日常の香りが漂ってきます。

地元の人々が軒先に飾る花々や、ふとした会話の中に混じる温かい方言。祭りの喧騒が去った後の、少し静かになった路地裏こそ、「第二の故郷」のような心地よさがあります。

100年後の春も変わらずに。竹田が守り続ける「歴史の風景」

この美しい「岡城桜まつり」の風景は、多くの市民のボランティアや、竹田を愛する人々の支援によって守られています。
難攻不落と言われた石垣の維持、そして数百年の歴史を持つ伝統行事の継承。私たちが今日目にする感動は、未来へ繋ぐべき大切なタスキでもあります。

ふるさと納税などを通じて竹田の文化財保護を応援することは、あなた自身がこの物語の「継承者」の一人になるということ。100年後の春も、変わらずここで桜が咲き、大名行列が歩む姿を願わずにはいられません。

岡城桜まつりを120%楽しむための旅のヒント

城下町の宿で目覚め、ゆっくりと祭りを待つ贅沢

岡城桜まつりを心ゆくまで堪能するなら、当日の朝に慌てて到着するよりも、前日から竹田に身を置くことをおすすめします。
城下町の宿に泊まり、朝霧に包まれた静かな岡城を独り占めする贅沢。そして、徐々に町が祭り一色に染まっていく気配を肌で感じる時間は、宿泊者だけの特権です。

 

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春の竹田を自宅に。ふるさと納税で味わう名産品の数々

旅の終わりには、竹田の豊かな自然が育んだお土産を。
また、残念ながら今年足を運べなかったという方も、ふるさと納税を通じて竹田の「春の味覚」を取り寄せてみてはいかがでしょうか。特産のかぼすを使った逸品や、城下町で愛される伝統の味に触れることで、次の春にはきっと、この地を訪れたくなるはずです。

 
竹田の味覚と工芸を食卓へ
かぼす、サフラン、銘菓など、竹田ならではの特産品をふるさと納税で。